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海外不動産投資のメリット

ご存知のとおり、私は地元やよく知っている地域の不動産に投資した方が、メリットがあると思っている。しかし、時にはそのルールを破り、海外の不動産に投資をして良い成果を得てきた。

その主な要因は、将来値上がりするかどうかなど気にならないほどの格安不動産を購入できるからだ。今日のエッセーの著者であるリーフ・サイモンは、不動産系オンラインマガジンの編集者で、アイルランドとアメリカに住みながら仕事をしている。

サンダーバード国際経営大学院の修士号を取得し、ヨーロッパや中央アメリカ、北アメリカに不動産を所有し、5つの大陸に住んだ経験がある。そんなリーフ・サイモンが今日のエッセーで、「海外不動産投資を検討すべき理由」を教えてくれる。

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アメリカは間違いなく世界一住みやすい場所だ。元旦にSears(シアーズ、百貨店)で特大サイズの給湯器を買うことができるし、午前1時に自宅までピザを配達してもらえるし(配達区域内に住んでいればだが……私の義家族は区域外なので利用できない)、簡単に不動産物件を見つけ、頭金をほとんど支払うことなく購入できる。

アメリカでローンを組んで不動産投資をすれば、住宅価値の年間上昇率4~5%を超える15%のリターンを得ることも可能だ。そして、不動産は株式市場でレバレッジをかけて投資するよりも、ずっと安全である。なぜなら株価はすぐに下がるし、資金がゼロになるまで下がることもあり得る。

一方で、不動産価値が急激に下がることはほとんどなく、価値がゼロになることもほぼない。
そして、私が海外不動産市場に目を向ける理由は3つある。

1.15%以上の総収益

総収益とは取引手数料や不動産仲介人、および弁護士費用を差し引く前の数字だ。私はかつてスペインの分譲マンションを購入して賃貸し、年間24%の純利益を上げていた。また、その頃はユーロ安ドル高だったので追加で10%の利益を得ていたし、借り手とのトラブルもまったくなかった。

もちろん、スペインまで何度かは足を運ばなければならない。1回目は物件を探すため、2回目は進捗状況を確認するため(行く必要はなかったのだが、これを口実に日光浴ができた)、そして3回目は契約締結するためだ。でも私はスペイン旅行を楽しんだし、旅費は賃貸費用として控除される。

2.分散投資になる。
3.海外不動産に投資することで資産を保護できる。そして、海外から訴訟を起こすのは面倒なため、多少のトラブルであなたが訴えられる可能性は低い。

ある年の私の前半期の目標は、ブエノスアイレスでアパートを1棟、フランスでリースバック物件を1軒、それからパリに賃貸用かつ将来の自分用のアパートを1棟購入することだった。

その結果、「不動産投資を生かせる場所はアメリカだけではない」という重要なポイントに辿り着いた。フランスやスペインの銀行は非居住者でも融資してくれるし、アイルランドやイギリス、おそらくイタリアでも同様に銀行から借りることができる(最近の状況は調べていないので分からないが)。

ヨーロッパは賃貸不動産投資には最高の市場だ。物件の購入、賃貸、管理するためのインフラが整備されているし、アメリカから訪問もしやすい。そして、英語を話す不動産仲介業者や管理会社を見つけることも難しくないだろう。

著者