PALM BEACH RESEARCH GROUP

4ヶ月ぶりの待望の上昇!?

From 江崎孝彦

下記のチャートをご覧ください。

(ナスダック総合株価指数)

(2021/6/29時点 Trading viewより引用)

ナスダック総合株指数のチャートです。
今年の2月16日に高値をつけた後、
6月21日まで横ばいの展開が続いていましたが、

ついに高値ブレイクし最高値を更新しました。

昨年3月のコロナショック以降、
米国株市場を牽引する強い存在だった
テクノロジー業界でしたが、、
今年に入ってからは、低迷が続いており、、

非テクノロジー企業の成長率に負けていたのですが、
ようやくテクノロジー系企業の株価成長が息を
吹き返してきた可能性があります。

実はこの史上最高値更新(高値ブレイク)という状況…
チャート分析、テクニカル分析を知っている方であれば、
大体の方がご存知の事なのですが、

アップトレンド開始の狼煙を意味する動きです。
(アップトレンド開始を保証するものではありません。)

例えば下記のような感じです。


(2021/6/29時点 Trading viewより引用)

昨年11月下旬にも同じように高値ブレイクの
ポイントがあり、その後、アップトレンドが
今年の2月16日まで続きました。

もちろん何においても例外があるのか
投資の世界であり、高値ブレイクした〜!

と思ったら株価が下落して、
元のゾーンの中に戻っていく事が
ないわけではありません。

しかし、下記のように、
高値ブレイクしたポイントが「支え」になって
反発上昇していく事もよくある値動きではあります。


(2021/6/29時点 Trading viewより引用)

私が引いた赤の線は、越えてくるまでは、
蓋の役割をしやすく、高値更新を阻んできますが、
一旦、高値ブレイクを達成すると、

今度は、そこが「支え」になって
株価を押し上げやすくなる傾向があるのです。

(効果を保証するものではありません。)

この辺は理由を話し始めるとかなり
長くなってしまうので簡単にお伝えすると、、

投資の世界は常に「売りたい人」と「買いたい人」
この両者がせめぎ合って価格を形成していて、、

「買いたい人」が多いと価格が上がり、、
「売りたい人」が多い時は価格が下がって行きます。

ここまでは大丈夫ですよね?^^)

続いて、、、

買いたい人達が「増える」ポイント、、、
売りたい人が「減る」ポイント、、、

こういう時に価格はアップトレンドを形成しやすいわけです。

そして、そのポイントがまさに「赤のライン」なのです。

ちょっと想像してみてほしいのですが、、

最高値を更新していく元気で強い相場なら、
投資をしようと思う人は増えますか?減りますか?

・・・

・・・

増えそうですよね?

じゃあ、そんな元気で強い相場の時、
(つまり赤ラインの箇所で)「売りたいですか?」

・・・

・・・

あんまり売りたい人いなさそうですよね?

だからアップトレンドが形成しやすいのです。

では続いて、下記の「赤のライン」で支えられて
反発上昇する…という値動きですが、、

もちろん毎回、必ずこういう動きをする、
というわけではないですが、なぜこの動きが起きやすいか?

その理由は、、、


(2021/6/29時点 Trading viewより引用)

“出遅れていた人達が買いにくるから”

です。

何でもそうですが、最高値更新の重要ポイントが
現れた時、ぱっと買っていける人達は、
事前に準備していた人達です。

でも、株投資をしている人達の中にも、

毎日、株価をチェックする人達もいれば、
時々しか株価をチェックしない人達等、
色々なタイプの人がいます。

恐らく後者の方が人数的には多いでしょう…

つまり、株価の展開に対して、
“出遅れている人達”が一定数は必ずいる、、という事です。

そういう人達の中には下がってくれれば
買うんだけどな〜、、下がってくれないかな〜

と思っている人達が結構います。

だから、株価が下がってきたところで、、

うぉー!出遅れたと思ったら、
株価が戻ってきてくれた!

今だ!買おう!!

と言って買ってくる人達が一定数いるのです。

そのため赤のラインの最高値ポイントは、
越えてくればアップトレンドが発生しやすく、

越えた後に下がったとしても、そこで支えられて、
再び株価上昇していく傾向があるのです。

(必ず、そうなると保証があるわけではありません。)

日々、ランダムに価格形成しているように見えて、
実はその裏で、投資家の思惑が混在しているのです。

面白いでしょ?^^)

分からなかった事が分かった時、
見えなかったものが見えた時って、、

面白いって思いますよね?

投資って深めれば深めていく程、
分かれば分かる程楽しくなっていくものなんです。^^)

とまー、、前置きが長くなりましたが、
今月の頭頃からか、言い続けていますが、

2021年前半は、、、

2020年後半のアップトレンドの反動が出たり、、
コロナ変異株が猛威を振るう等、、

しんどい展開が続いていましたが、、

2021年の後半は、、、

コロナワクチンの普及…

イベルメクチンの登場…
(実は昔からありましたが)

これらによって世界的に
経済活動が活性化していく期待感もあり、

アップトレンド相場が形成されていく
可能性はあります。

もちろん、補助金効果による不健全なインフレや、、
昨年からものすごい勢いで実施されている量的緩和の
影響など、不安材料がないわけではないので、
下落リスクはありますが、、

長らく低迷相場が続いていた分、
そこそこ強いアップトレンドが期待できます。

その時あなたはどうされますか?

損失が怖い人はレガシー投資から
実施される事をオススメします。

下落相場に強いレガシー株を
上昇相場で買っていく事はとても
気持ち的にラクだからです。

あるいは、積極的にリターンを狙って行ける方は、
リスクを限定した上で、成長株を買っていくには
良い時期でしょう。

「攻める時は攻める」

これは投資リターンを狙っていく上ではとても大事な事です。

よい投資を!

江崎孝彦

PS
慎重なタイプの投資家は、ナスダックが高値ブレイク
したこの状況においても「様子見する…」という選択を
取られるかも知れません。

それはもちろん構いません。
投資は自己責任なので、他人(私)に言われて
行動するよりも、自分が行ける!と判断した時に
行動するべきだからです。

しかし、実はそういう慎重な方程、
逆に大きなリスクを抱えてしまっている
可能性があります。

日本人投資家に多い悪いパターンがあるのです。
それはまた次回のメールでお伝えしますね。^^)
   
   
   

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