PALM BEACH RESEARCH GROUP

世界の政情不安、高まる…

From 江崎孝彦

今、世界は政情不安に溢れています…

例えば、今、台湾を国として承認し、WHOの
オブザーバとして参加させるかどうかを巡って、
先進各国 vs 中国との間で綱引きが実施されたり、、

オーストラリアが中国の「一帯一路」の契約破棄を実施し、
中国が報復措置として、オーストラリアとの戦略的経済対話
を全面的に無期限停止を宣言。
(米国 vs 中国 以上に豪州 vs 中国が強まってきた)

米国ではアリゾナ州、ミシガン州等で、
2020年の大統領選時における不正を巡って
再調査を実施中…(今週結果が出る予定)

集計調査の妨害を必死で繰り広げる民主党と
共和党との間でバチバチの戦い実施中

世界的に猛威を振るう変異株による
コロナパンデミック継続とワクチン特許問題…

インドvs中国紛争…

EU中国との貿易協定停止…

等、世界の政情不安が山程あります。

私が金融の仕事をしてから15年程経ちますが、
今程、世界の政情不安が悪化した時期は経験ありません。

今、それ程までに激しい状況です。

それらを感じているからなのかどうなのか
分かりませんが、昨年に比べて、

投資を手控え始めている人が増えているようです。
(ある証券会社の筋から口座開設者が減り始めているようです。)

何が起きるか分からない不安定な時期は投資を手控える…

これは一見、理にかなった行動のように思われます。

ただ、15年以上金融の世界に身を置き、
リーマンショック、ギリシャショック、ドバイショック、、
コロナショック等、様々な不安定時期を体験した中で
言える事は、、

多くの人が投資を手控える不穏な時期程、逆に行動すべき時。

という事です。

もちろん、これはどういう投資戦略で投資しているか、
によっても大きく変わるものではありますが、、

我々がベース戦略として取り入れている大富豪の投資術、
レガシー戦略のような長期投資戦略はもちろん、中長期投資を
している人なら今は行動すべきタイミングの可能性が高い、
と思っています。

投資の世界には、、、

「人の行く裏に道あり花の山」

という格言があります。

これは、多くの人と違う道を通れば、
そこには花の山がある…(チャンスがいっぱい)

という事を意味しています。

格言に当てはめて言うと、、、

多くの人が政情不安で投資を手控えているなら、、
「逆に、今は行動すべき!」という事です。

半年、1年経った時に、「まさに1年前の
あの政情不安の時が、チャンスだったな〜…」

という事がわかります。
(ほとんどの人は、その時の感情をもう忘れていますが…
私はそういう経験を何度もしてきました。)

投資の世界でなぜリターンを上げる事ができるか?と言うと,,,

それは「不確実性があるから」というところに集約されます。

これは自然の摂理であり、、
不確実性がなくなればリターンも無くなります。

(確実性を高めた行き着く先は、銀行金利であり、
銀行金利はほぼゼロです。)

短期国債の利率と、長期国債の利率だと
長期国債の方が利率が高くなるのは、、
長期になるほど不確実性が高まるからです。

つまり不確実性(これから株価は上がるのだろうか…)
は投資リターンを得る上で必要な要素の1つだという事です。

だからこそ、政情不安で不確実性が高まっている状況というのは、、

ただ状況が改善するのを待つ時期ではなくて、、
その中で、どう投資リターンを狙っていけばいいか?

を考える時期だという事です。

そして、、不確実性が高い中であっても、
あるいは高ければ高い程、低リスクで投資
リターンを狙って行ける投資戦略こそが、
大富豪の投資術“レガシー戦略”です。

レガシー投資家にとっては、
マーケットの不確実性は、歓迎すべきものであって、
避けるものではありません。

政情不安を逆手にとって投資リターンを
狙って行きたい方は、長期複利成長が狙える
レガシー投資をベース戦略として実践していきましょう。

江崎孝彦

著者