PALM BEACH RESEARCH GROUP

経済的自立を達成するには

あなたはどんな職業についているだろうか?
医師や弁護士などの専門家だろうか。 それともサラリーマンだろうか?

あなたがサラリーマンなら、罠にかかっていると言える。 これから私が書く内容を読まなければ、その罠から決して抜け出すことはできない。

私は著書『Automatic Wealth』で、この “罠 “について述べている。
つまるところ、あなたは自分の時間に対して給料をもらっている。 そして、もっとお金を稼ぎたいなら、方法は2つしかない。
1.時給を高くする。
2.働く時間を増やす(ただし、働いても生活がある)。

プロや一流の経営者は、意外にも我々が想像するほど稼げていないものだ。
スキルアップすれば、時間当たりの収入は増えていき、最終的には、年収が1億円や2億円になる人もいるかもしれない。 でもそのお金を稼ぐためには、一生懸命働かなければならないし、一日に10時間から14時間働くことになるかもしれない。

しかし、自分のインターネットビジネスを持っていると、収入は働く時間数に左右されず、あなたが休んでいる間にもお金を稼ぐことができる。 病気で寝込んでいる時も、寝ている間もずっとだ。

あなたがすることは事業を軌道に乗せ、そのために超一流の従業員を数人雇うこと、その従業員たちにしっかり給料を払い、利益はその都度取ることだ。

今、時給制で働いている人なら、私の言っていることがよくわかることだろう。 収入が良くても、いつも仕事に追われていて、成功を楽しむことができていないかもしれない。

その場合、退職も選択肢の一つになる。しかし、退職して収入がなくなるのは困ることだろう。

それは分かっている。 私も1年半ほど仕事をしなかった時期がある。 リッチな引退で、詩を書いたり下手な絵を描いたりして楽しんでいたにも関わらず、私はいつもお金がなくなることや、投資資産が暴落するのではないか、と心配していた。 これでは経済的自立とは言えない。 そして私はもう二度とこのようなことはしないと心に誓った。

 

経済的自立とは

私は経済的自立を強く望んでいる。
経済的自立とは、言葉通りの意味だ。あなたは誰かや何かに依存して給料を支払ってもらう必要がないということだ。

いくら稼いでいるかは経済的自立とは関係ない。 年収が数千万円であるにもかかわらず、多額の借金を抱え、常に将来の不安を抱えている医師や弁護士を私は沢山知っている。

銀行に1億円あるからと言って経済的に自立しているわけではない。 最近の銀行口座の利子は少なく、1億円分の利子では犬1匹の餌と犬小屋を賄うのがやっとだ。

また、不動産や株式のポートフォリオが充実していても、必ずしも経済的に自立しているとは限らない。もし、自分の資産に6%や8%の儲けがないと、支払いができなくなるとしたら、気持ちが落ち着かないだろう。あなたは毎晩、市場のことを心配しながら寝ることになる。

 

経済的に自立する秘訣とは?

お金の悩みから真に解放されるためには、複数の収入源を持ち、それぞれからあなたの生活に必要なだけの収入を得ることだ。
1つの収入源が完全にダメになってしまっても、別の収入源に頼ることができる。

そのことについて、『Automatic Wealth』ではこう書いている。
天性の商売人は、1つの産業の中で1つのスキルを実践することで、その大半の収益を上げている。金融の専門家に騙されてはいけない。しかし、天性の商売人は最終的に多くの収入源を得ることになる。
私の知る富を築くことに熟練した人々の多くは、十数種類の収入源を持っている。控えめな事業もあれば、素晴らしい事業もある。それが、キャッシュフローを作ることの素晴らしい点だ。個々の収入源には何が起きるかわからないが、たくさんの収入源を始めれば、一つ一つの水滴が積み重なって川となる。

 

経済的自立のための8つのルール

お金持ちになろうと決意した私は、お金を稼ぐこと、お金を失うこと、そして富を築くことについての考えを日記に書き始めた。

その日記の1章は、経済的自立に関係するものだった。そして、その時に考えた8つのルールは、今も変わらず守っている。
1. 自分のお金は、自分以外の誰にも任せられない。
2. 誰かが一生懸命あなたを信じさせようとすればするほど、あなたはその人を信じてはいけない。
3. どんなに実績のある人ならある日突然お金を失うことはない、と思ってはいけない。 むしろ、投資した瞬間からその人の実績が崩れてしまうことさえある。 私にも経験がある。
4. すべての市場は上がったり、下がったりを繰り返す。 未来を予測できると断言する人を絶対に信じてはいけない。
5. 収入よりも支出を少なくすることを学ばなければ、心の平穏は得られない。
6. 収入が1000万円を超えてくると、自由にものを買えるようになったと思う人が多い。 でも、大きな家や高級車が必要だと思ってはいけない。
7. 自分自身やビジネスの財務予測を立てる際は、必ず3つのシナリオを作るようにしよう。 1つは、すべてが思い通りに進んだ場合、2つ目はまぁまぁな場合、そして3つ目は事態が悪化した場合のシナリオだ。
8. 尚、3つ目のシナリオも楽観的であるようにしてほしい。

これらのシナリオをまとめると、一つの必然的な結論が出てくる。
本当の意味で経済的に自立するためには、複数の収入源を持ち、それぞれで自分の望むライフスタイルを実現するのに十分な収入を得ることが必要だ。

私が複数の収入源を開拓し始めたとき、私は「チキン(ビビリの)起業」という方法を取った。 最初は小さく、ゆっくり事業を開始し、大きなリスクは取らない。 そして、本業は辞めなかった。

現在の私の収入源は以下のようなものがある。
• 地域の賃貸不動産のポートフォリオ
• 海外の賃貸不動産ポートフォリオ
• 6社への出資
• 自身で行っているコンサルティング収入
• 債券からの収入
• 配当株からの収入

これらの収入源から得ている収入はどれも、私が毎年使う金額よりも大きい。 だから、この中の5つの収入源が突然途絶えたとしても、自分のライフスタイルを崩さずに生活できるだけの収入があるのだ。

それを裏付けるように、私には一生遊んで暮らせるだけの現物資産を蓄えており、これが経済的な安心感につながっている。 私ほど現物資産を持っている人を他には知らない。 それは、私が何ものも深く信頼しないからかもしれないし、あるいは、単に私が他の人々よりも自立しているからかもしれない。

私のプランを真似する必要はない。 でも、もし経済的自立を目指すのであれば、1つか2つ以上の収入源を持つことを考えた方が良い。

ショーン・マッキンタイア

著者